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  • ハッピーメール【18禁】

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満月の夜

―――ボクは、夜空を見上げる。 頭上には月が、綺麗な満月が輝いている。 何度も見た、見てきた。ほとんど変わらない、けど見飽きることのない風景。 ボクは出ない溜息を吐く。 感嘆の吐息、何度見ても美しい景色にそんなものをこぼしたい気分だった。 今夜はいい夜だ、いつも思っていることだが、いい夜だ。 月明かりの下、静かな森の中にある、何の変哲もない草原に一人佇んでいる。 静かで美

惑星「H」

完全に自分の趣味で世界を構成するのも悪い話ではないだろう。 人間の淘汰という重大な使命を負った者としては、そのくらいの遊び心があっても、何の罪もないはずだ。 それに俺は、人間だった時代は近代まれに見る、といわれるくらいの女好きだった。 だから、俺はそれにふさわしい世界を構成し、使命に貢献する、それでいいじゃないか。 繰り返しいう、俺は女好きだ、だから淘汰といっても・・・わかるよな?

大蛸と人妻

「すっかり遅くなったな」 宏は帰り道を急いでいた。もう、すっかり春めいているのだが海沿いのこの村は夜が早い。夕刻の今でも、辺りには人影が無くひっそりとしている。 ここは漁で生計が成り立っている村なので、朝と夜が早いのである。故に、中学校で野球部に入っている宏は少し帰りが遅くなると、寂しい海沿いの小道を歩くことになる。あいにく、同じ方向へ共に帰る友人が無いので、いつも一人きりだった。 「ず

触手授業

私は夢で触手になった。 うにょうにょとして触手そのものだった。 自然と楽しくなり、気持ちがのびのびした。 私が私であることはわからなくなっていた。 にわかに目覚めると、なんと私は私だった。 私が夢で触手になったのか、触手が夢で私になったのかはわからない。 ピピピピピ――ガチャン。 私は密かに朝の爽やかな目覚めの最大の妨害者だろうと思う、 目覚し時計にチョップをかます。 「ふぁ

化け狸と少女の尻尾 その2

術の発動に伴って、日和の視界から壁際に立ったクリスの姿が消えていく。 クリスの使う術の1つ、人外の存在に対してほぼ完璧なまでの隠密性を持つ術だ。 欠点は、その状態では移動も攻撃もできないということ。 正に隠れるためだけに特化した術。 実際には視覚情報としては見えてはいてもそれを見えていると認識されないようにしているだけなのだが、 実際にこうして体験してみると自分が人ではなくなってしまった
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